2025年4月18日

「インプラントは老後どうなるのか」
こんなことを疑問に思ったことはありませんか?
高額なインプラント治療を選択したが、高齢になりメンテナンスができず口腔内環境が悪くなってしまったらどうしよう。それならば入れ歯の方が良いのだろうか。
こんなふうに将来(それもかなりの高齢になった未来)を考えると、インプラント治療が自分にとって最良の選択なのだろうかと迷われる方もいらっしゃるでしょう。
まずは、インプラントの長期的な状態について、一般的な情報をお伝えします。
適切なケアと定期的なメンテナンスを行えば、インプラントは高齢期でも長期間機能を維持できます。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 定期的な歯科検診による状態確認
- 適切な歯磨きとフロスによる清掃
- 過度な咬合力がかからないような注意
高齢期特有の注意点もあります。
- 口腔内の乾燥に注意
- 歯周病予防の重要性が増す
- 全身の健康状態との関連性に留意
結論としては、インプラントは適切なケアを続ければ、老後も自然な歯のように機能し続けることができます。
この「適切なケア」を受けようとするのが老齢期に難しくなるのでは?
ご心配に及びません。なぜなら「訪問診療」があるからです。
日本政府は高齢化社会に対応するため、在宅医療・介護の一環として歯科訪問診療を推進しています。
- 地域包括ケアシステムの中での歯科訪問診療の位置づけの強化
- 在宅療養支援歯科診療所の整備・促進
- 訪問歯科診療の診療報酬での評価
- 多職種連携による在宅歯科医療の推進
これらの取り組みにより、通院が困難な高齢者や障害者の方々への歯科医療サービスの提供を確保しています。
将来は独居される高齢者も増えるため、今後ますます訪問歯科診療の需要は高まっていきます。
このように高齢になってもインプラントのケアをし続けるのは難しいことではありません。安心してご利用いただけます。