口腔機能発達不全症
口腔機能発達不全症
近年、お子様のむし歯は嬉しいことに減少し12歳までのむし歯本数は1人あたり平均1歯未満と言われています。
しかしお子様のお口のトラブルの1つである「口腔機能発達不全症」という、食べる機能の低下、お口の機能の発達に遅れが問題視されており、その割合が増加している状況です。
様々な要因で、大小症状は異なりますが約50%、2人に1人のお子様が何かしらのお口の問題を抱えており、年々その数が増えている状態です。
当院ではお子様の診療の際にはむし歯予防はもちろんですが、「口腔機能発達不全症」の検査、管理を行い改善のためのお話をさせていただき、必要に応じてメンテナンスごとの簡単な管理と指導を行っております。お家で出来る訓練運動方法をお伝えすることもできます。
必要であれば、しっかりと小児矯正(MFT、成長が追いつくように機能訓練を含む)治療もご提案させていただきます。
成長発育期にあるお子様にとって歯の正常な生え変わりの評価やむし歯の予防、お口の機能の正しい発育はとても重要です。
歯は生後約6ヶ月頃に最初の乳歯が生えはじめ、2歳半頃までに約20本の乳歯が並ぶといわれています。
そして6歳頃から大人の歯への生え変わりが始まり、13~15歳頃には永久歯が生え揃い正常な噛み合わせが完成します。
歯並びやかみ合わせの矯正などを、成長に合わせて継続的に行うとともに、生活習慣や食生活の改善指導も一環としています。
舌や唇の正しい力のかかり方、呼吸の仕方、そして「嚥下」と言われる正しい飲み込みの獲得は今後長い一生の中でお口の環境に大きく影響を及ぼします。
成長過程にあるお子様の口の中に関して、不安やお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。
マタニティ歯科は、妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんの健康に配慮した歯科治療です。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化や生活環境の変化で、口腔内に特有の疾患やトラブルが起こりやすくなる時期でもあります。
また、歯周病を患っている妊婦さんは、健康な妊婦さんと比べて早産・流産・低体重児出産などのリスクが高まるという報告もあります。
こうしたことから、妊娠中はいつも以上に口腔内のケアが重要になってきます。
妊娠中は歯科治療を受けることができないと思われがちですが、安定期であれば通常の治療が可能です。
マタニティ歯科では、赤ちゃんの安全を第一に考えた治療を行うことはもちろん、10ヶ月という長い妊娠期間を安心して過ごしていただけるよう、妊娠期特有の口腔ケアやアドバイスを行います。安全な出産と生まれてくるお子様の健康のために、妊娠中や妊娠前からの予防・ケアでお口の健康管理に取り組みましょう。
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